居場所をください。
長曽我部side
「美鈴は?」
風呂から出てまた部屋に入った
美鈴の様子を見に行った弘希が
一人でリビングへ戻ってきた。
「寝た。」
「あ、そう。」
やっぱ疲れてたんだな。
……そりゃそうか。
休みなかったもんな。
「とにかく匂いがきつかったと。
暑いし疲れてるしお腹も空いてて眠気もあるところに
あのきつい匂いと、また仕事をするってので
爆発したんだと。」
「ふーん…
美鈴、水分はとってたか?」
脱水とかになってたら困るし。
「あぁ、さっき薬飲むときに「薬?」
「あ。」
なんだ、そのヤバイって顔は。
薬ってなんだよ。俺知らねーけど。
結局俺はいてもたってもいられなくなり
美鈴の部屋に入った。