居場所をください。
え……?
なんで真っ暗?
長曽我部さんは?
弘希は?
………………私をおいて、ご飯でも行った?
なんだよ……待っててくれたっていいじゃん。
帰ろっかな…。
真っ暗な廊下やリビングにいく気にはなれず、
私は部屋のドアを閉めて電気をつけた。
……とりあえずハルにメールでも……
ガチャッ 「……美鈴!」
「……………長曽我部さん…」
あれ、なんで?
だってさっきまで真っ暗で………
「悪い、弘希送ってきた。
美鈴が起きる前に戻る予定だったけど
道が混んでて……
一人にしてごめん。」
私が戸惑っていると
長曽我部さんが焦ったように
言葉を並べたので
理解するのに少し時間がかかった。