居場所をください。
あぁ、そうか。
私が置いていかれたと思って
不安になってると思ったのかな。
でも私は置いていかれた記憶なんてないから
そんなに心配しなくて大丈夫なのに。
そんなトラウマ、私にはないよ。
「大丈夫だよ。」
私は微笑んでそういうと
長曽我部さんは安心したように座った。
「よく寝れたか?」
「うん。」
「腹へったろ。
飯にしよ。」
「うん。」
……………なんだか優しいね?
いつものきつさはない。
私がさっきキレたから?
うーん……
とりあえず私は長曽我部さんに着いていき
リビングへきた。
「もう9時かぁ……」
4時間寝ちゃった。
まぁ薬飲んじゃったし仕方ないか。
夜眠れなさそう。これじゃ。
中途半端に寝ちゃった。
朝まで寝ちゃえばよかったかな。
「温まったよ。」
「ありがと。」