居場所をください。

それから２時間後ー


ｶﾞﾁｬ


帰ってきた！！


「おかえり！」


「……………なに。

お出迎えなんて珍しいな。」


「もー、少しは喜んでよ。」


「はいはい、すみませんね。

で、なに。」


「ご飯作ったー。」


「え、まじで？美鈴が？」


「うん。まじで。

ま、座ってよ。」


私はご飯を温め直して

テーブルに並べた。


「気分でピーマンの肉詰め～。

だいすきなのに私は食べれない辛さ。

あとスープと温野菜～。」


「へー、うまそう。

普通にちゃんとしたご飯じゃん。」


「やればできるでしょ。」


「いただきまーす。」


味の保証はできないけど。


「うん、普通にうまい。

やればできんじゃん。」


「よかったー。

ほんと、やればできるね。」