居場所をください。
なんであんなキレてるんだ?
今までで一番怖いかもしれない。
おかげで洗濯も回せなかった。
普通に怖い。体震える。止まれ、私。
……………服は相変わらずのラフ加減。
ど、どうしよう。
戻るの怖いよ。
もう鬼とかじゃない。
エンマ様みたいな。
「入るぞ。」
「え、あ、はい。」
返事をすると長曽我部さんが来た。
「洗濯する?」
「え」
そこにいた長曽我部さんは
いつも通りの長曽我部さんになっていた。
「……………美鈴?」
「あ、なんでもない。
洗濯する。」
「じゃあ俺するから。
それは?洗う?」
それは私が脱いだばかりのルームウェア。
「あ、うん。」
とりあえず運びますか。