居場所をください。
長曽我部side
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「よ、進んでるか?」
俺は美鈴を送ったあと
そのまま貴也の家まで来た。
「あー、まぁまぁっすね。」
そこでは佐藤と遺品整理をしている貴也の姿。
「とにかく量が多くてやばいですね。」
そういうのは少し楽しそうな佐藤。
本当、やっとここまで来たもんな、貴也も。
「それより長曽我部さんはどうしたんですか?」
すっかり元気を取り戻し、
また1つ大きくなった貴也が
いつもの調子で俺に聞いてくる。
「まぁ様子見?」
「手伝いじゃないんですね。」
「はは、まぁ余裕があれば。」
「余裕があればって。
手伝う気0ですね。」
「そういえば長曽我部さん、
美鈴の更新できました?」
「いや、これから。
俺としたことが。」
「珍しいですよね。
長曽我部さんがこんなギリギリになるのは。」
「完全に美鈴に甘えてたな、俺も。
ってことでここで更新作業するわ。」
「なんでここなんですか。」
俺と佐藤の会話に貴也が突っ込んだ。
「別にいいだろ?」
「まぁいいですけど。」
そんな会話をしながらパソコンをつけると
いきなりメールが入ってきた。