居場所をください。
「えー、予約はしてありますが、
貸しきりではないので他のお客さんもいます。
騒がないように、美鈴ちゃんの名前に
傷をつけないようにお願いします。」
バスを降りる前、一番前に座る
スケジュール管理しているスタッフさんが
みんなに声をかけた。
「はい!もちろん!!」
「ハルは一番気を付けろよ~。」
「え!俺だけ!?」
そりゃハルはダントツでうるさいからね。
「はぁ、お腹すいた。
何のご飯?」
「海鮮丼。」
「へー、海鮮丼かぁ。
早く食べたい。早くいこ!」
スタッフさんたちが降りてから
佐藤さん、私、長曽我部さんが降りた。
「結構広いお店だね~。」
「こんだけ人数がいるからな~。」
それもそうか。