居場所をください。



「少し休憩するか。」


私は椅子に座ってお茶を飲んだ。


「美鈴。」


長曽我部さんが来た。


「難しく考えなくていい。

いつも通りの美鈴で。

よく写る必要はない。

そのままの美鈴で大丈夫だよ。」


「……………はい。」


「お前はいつも頑張りすぎ。

もう少し力を抜け。」


「はい。」


それから5分間の休憩を終え

私はまた撮影を始めた。




力を抜いて

いつも通りの私で。



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