居場所をください。
打ち上げ
翌日ー
「…………ず!」
「……ん…?」
目を開ければ目の前に貴也。
これも本当にひさしぶり。
「あ、起きたか。
俺、ちょっと仕事いってくるから。
飯作ったしちゃんと食っとけよ。
一時間半くらいで帰ってくる。」
「んー…いってらっしゃい。」
「ちゃんと起きろよ。
行ってきます。」
そういって私の頭を撫でて
寝室を出ていった。
なんとも幸せな朝だ。
時計を見ればもう7時。
貴也はいったい何時に起きてたのか……。
仕事か。囲み取材だけって言ってたし
テレビでやるかな?
テレビ見なきゃ。
私は急いでリビングへいき、
テレビを付けた。
そしてとりあえずストレッチをしながら
テレビを見ていた。