居場所をください。
「じゃ、今日はここな。」
……………今日も抱かれる。
体が拒否してる。
足がうまく動かせない。
「美鈴、逃げんなよ?」
……………誰か、助けてよ。
「美鈴!」
……………え?
私が願った瞬間
私の腕が和也とは反対方向に引っ張られた。
「……………隼也…
貴也………なんで……。」
「お前、なんてとこ入ろうとしてんだよ、
こんなやつと!」
「隼也………。」
そっか、隼也には話したんだっけ。