居場所をください。
「よし、じゃあこれから雑誌の取材な。
先に撮影から。俺も行く。」
「長曽我部さんが来るなんて珍しいね。」
「お前写真は苦手だからな。」
「なかなか慣れない。
まーでもなんか今回は大丈夫な気がする。」
「その自信はどこからくるんだ。」
そんな会話をしつつ、スタジオへ向かった。
「うわー、きれい。」
セットがすごい。外国みたい。
「こんにちは。」
恐らく雑誌の編集部の方だろう。
「こんにちは。
五十嵐美鈴です。よろしくお願いします。」
とりあえず向こうの名刺もいただいて
「じゃあ早速撮影をします。
あそこで着替えをお願いします。」
指示された通り着替えをする。