居場所をください。



「よし、じゃあこれから雑誌の取材な。

先に撮影から。俺も行く。」


「長曽我部さんが来るなんて珍しいね。」


「お前写真は苦手だからな。」


「なかなか慣れない。

まーでもなんか今回は大丈夫な気がする。」


「その自信はどこからくるんだ。」


そんな会話をしつつ、スタジオへ向かった。



「うわー、きれい。」


セットがすごい。外国みたい。


「こんにちは。」


恐らく雑誌の編集部の方だろう。


「こんにちは。

五十嵐美鈴です。よろしくお願いします。」


とりあえず向こうの名刺もいただいて


「じゃあ早速撮影をします。

あそこで着替えをお願いします。」


指示された通り着替えをする。



< 286 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop