居場所をください。



それから料理してるところを

ずーっと撮られ…


視線が気になりつつも、

朝食を作っていた。


「あ、貴也

洗濯終わりましたよ~。」


「じゃあ干してくるか。」


貴也はカメラをちゃんと

私が映る部分に置いて、

洗濯機へと向かった。


そして貴也がベランダに出たら

私はカメラをもって貴也のところへ向かった。


「俺のはいらないでしょ。」


「いいじゃん、記念記念。」


「なにそれ。」


とりあえず外の景色や

下着類が映らないように貴也を撮っていた。


「ご飯は?出来たの?」


「まだー。」


「なら早く戻りなよ。」


なんだか少し怖い笑顔を向けられたから

私はおとなしくキッチンへと戻った。


こんな映像提出されても困るよね、きっと。



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