居場所をください。
「美鈴はこれから歌のレッスンな。
昼は空くけど学校はもう休みに入ってるから
会社にいるなり、適当にして。
永田に迎えいかせる。美鈴は中で待ってろ。」
「はーい。」
私は長曽我部さんの車でレッスン場へ向かった。
「じゃ、がんばれよ。」
「うん!やっと歌えるし頑張ってきます!」
私は車を降りてレッスンに向かった。
歌のレッスンはなにげに久しぶりなんだ。
「よろしくお願いします!」
「まずは腹筋からな。」
これさえも久しぶり。
そこから私は三時間レッスンを受けた。
「ちゃんと声も出てるしいいな。
体もなまってねーし。
いつもそうやって楽しそうに歌えよ。」
「はい。」
今日は水木先生もちょっと優しいや。
楽しかった。