居場所をください。



「で、次どうする?」


「ちょっと待ってね。」


私はもう一人、渡したい人がいた。


……………クリスマスか。

今日はデートか。

じゃあ朔也かな。


私は朔也に電話を掛けた。


『プルルル…プルルル…もしもし。』


「あ、私。

あのさ、今暇?」


『暇だけど、どうした?』


「じゃあ少し会える?

んー、学校の裏で。」


『いーよ。10分しないでつくから。』


「りょーかい。」


私はそれだけ言って電話を切った。


「第一高校の裏にお願い。」


「はいはい。」


私はまた永田さんに連れていってもらった。


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