居場所をください。



それから私は雑誌の取材を受けて


18時………長曽我部さんが来るのを待っていた。



「悪い悪い、お待たせ。」


「や、待ってない。わりと。」


「とりあえず行くか。」


私は長曽我部さんについていった。


「あれ、車じゃないの?」


「あぁ、近いから歩き。」


「……………?

どこ行くの?」


「美鈴の新居。」


「え、もうはいれるの?」


「まーな。

もういつでも住める。

ライフラインも契約したし

ネットの契約もしたし

あとは家具家電だけ。


とりあえず部屋みたいだろ?」


「うん!」


やったね。楽しみ。



< 311 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop