居場所をください。




それから美鈴はなにか読みはじめて、

俺と長曽我部さんで美鈴の部屋の家具を作った。



「よし、終わり。

あとは俺の部屋のやつを運んで、家電が届いて細かいもの買えばいいだろ。」


長曽我部さんがそういうと美鈴は部屋を見渡した。


「うわー、すごい。

二人ともありがと。」


気がつけばもうすっかり夜だ。


「腹へったな。

飯食いに行くか。」


長曽我部さんがいった。


「うん!行く!お腹すいた!」


「美鈴なんにもしてねーだろ。

太るから本当に少しにしとけよ。

休みでもトレーニング忘れんなよ。」


「相変わらず厳しい~。」


「もうすぐ収録が続くからな。

美容院も行けよ。」


「はーい。」


……………美鈴も大変だな。


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