居場所をください。
「ここに隼也きた?」
「あ、昨日来たよ。
長曽我部さんもいたけどね。」
「ふーん。
もう隼也あげんなよ。」
「え、なんで?」
「なんでも。」
……………へんなの。
「でも男の子はあげないよ。」
「俺男だけど。」
「あ、そうだ。」
そうじゃん。貴也も男なのに部屋あげてた。
「私、男の人と部屋で二人きりになるの
嫌だったはずなのに。
長曽我部さんで慣れたのかな…。」
貴也は全然嫌じゃない。