居場所をください。
「どうした?」
「私も先にお風呂にしようかと思って。
だからコンタクトとりにと、髪の毛とかしに。」
「あそ」
「今日何時に終わった?」
「21時頃。結構かかったんだよ。」
「へぇ、そっか。
貴也もお疲れさま。」
「おう、美鈴もな。」
「ねぇ、明日久しぶりに学校いかない?」
「学校?」
「うん、朝早くでて。
学食できたらしいからさ
学食も食べてこうよ。」
「まぁいいけど。」
「よし、じゃあ明日は貴也の
お父さんとお母さんのお墓参りにいって
それから学校だね!」
「は?」
「朝早くなるから早く寝なきゃ。」
「…別に墓参りはいらねーんじゃね?」
「こういうときにいかなきゃいつ行くの!」
「はいはい…
でも学校に駐車場ないし、
俺んち墓と学校割りと近いからタクシーな。」
「なんでもいいでーす」
そういい、私はお風呂へと向かった。
せっかくの休みだし、やることいっぱいだ。
掃除もしたいしな。