居場所をください。
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「あー、お腹すいたー。」
お風呂を出て、髪の毛乾かし
ひとつにまとめてからリビングへ入り
一言目がそれ。女子力低い。
「飯何時に食ったわけ?」
「夜8時くらい。」
「は?それで?」
「今日はお腹が空く日らしい。」
「でも少しでいいって言ったから
あんまねーけど。」
「いいよ、我慢する。太るし。」
「太りたかったんじゃねーの?」
「筋肉増やして太りたいから
夜はいいの、軽くて。
明日の朝いっぱい食べる。」
「ふーん。」
「スープ?」
「そ。
もうすぐ温まるし座ってろよ。」
と、貴也が言うので
私はまたビデオを回す。
「23時50分…お腹が空いたので
今日は貴也が夜食を作ってくれてます。」
と、よくテレビで観る光景を
私もやってみた。
「お腹すいたよ~。」
「子供か。」