居場所をください。
「貴也、次こっちいい?」
「はいはい。」
私のスマホに貴也は顔を作ってくれたから
「動かないでねー」
その頬に私はキスをして、撮影。
そんな写メも慣れたものだけど。
「…ふーん。
こっち向けよ。」
で、キスをするのももう慣れた。
カシャっー
………ん?
「………もしかして撮った?」
「撮った。」
「えー!ずるい!」
「ずるいって…普通違う反応しねーの?」
「私も使いたい。」
「さっき撮ったろ。
さっさとブログを書け。」
くっそー…
「………ブスだな。」
今度は怒ってる私を見て
そう貶してきた。
「うるさいよ!」
と怒ったら
「んっ」
またキスをしてきた。
「別に写真なくていいだろ?」
………なんなんだこの人は。
可愛すぎか。
「…もー、大好きだよ!」
「うざい。早く書け。」
………つめた。