居場所をください。

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～♪～♪～♪～♪


…………ん…電話か…

あれ……あ、そうだ

昨日樹生の店で飲んで、そのまま寝て…


…………大和と樹生も寝てるし。


8時、か。

頭いてー…


「…もしもし」


『あ、朝からすみません。』


「…………貴也？」


『そうですけど…どうかしました？』


「いや、なに？」


『いや、その…朝起きたら美鈴いなくて』


「…は？

え、お前ら今日からハワイだろ？」


『はい。

で、6時頃起きたら美鈴、どこにもいなくて

朝飯は作られてたんですけど

テーブルに書き置きだけ残ってて

頭冷やしてきます

心配しないでね

って書かれてて

駅とか公園とかコンビニとか

近いところいろいろみたんですけどいなくて

長曽我部さんのとこじゃないかなと…』


「悪い、俺今家にいなくて

…書いてあるのはそれだけか？」


『あとは

今のままハワイには行けない、と。』


「え、でもなんで…」


『……俺昨日美鈴を責めたんです。

俺が悪いんです。

美鈴は悪くねーのに、俺が…』


「……わかったよ。

とりあえず俺、家に戻ってみるから。

また連絡する。」


電話を切って金を置き、

俺は立ち上がった。