居場所をください。
貴也side
ん……………あれ、ここは…
……………そーだ。俺美鈴んちにいたんだった!
俺は飛び起きた。
「あ、起きた?おはよ。」
「あ、おはよ…悪いな、気づいたら寝てた。」
「いーよ。ご飯食べてって。」
「さんきゅ。」
あーあ、俺なにやってんだよ。
いくらなんでも女の部屋に泊まるのはなしだろ。
つかいつから寝てたんだ?
年明けた記憶は全くない。
「ご飯できたよ。」
「お、おう。」
俺はダイニングに座った。
「朝はずいぶんしっかりだな。」
「朝はしっかり食べろって言われてるからね。」
ふぅん…。言われたことをちゃんと守ってんだな。
あ、でも俺とは二人であってるか。