居場所をください。
進む秘密計画
━━━翌日
「長曽我部さーん!!」
今日から本格的にカウントダウンライブの練習。
またいつものメンバーと私はスタジオで
ダンスの練習をしていたら
長曽我部さんが遅れて来たのが見えたから
私は即休憩を入れて
長曽我部さんに近寄った。
「なんだ、ずいぶん元気だな?」
「はい!これプレゼント!」
「プレゼントー?」
なぜか眉をひそめながら
私の差し出す袋を受け取った。
「なにこれ。」
「白のパンツ!
今年こそは履いてね!」
「…なんだそれ。」
「サイズ間違ってないでしょ?」
「あぁ、まぁ…」
前ちゃんと見てたもんね。
裾あげすらしてないもんね。
ちゃーんと覚えてたんだから。
「履いてね!」
「………はいはい。
それよりバンドメンバーも
早めに打合せしたいんだと。
夕飯食ったら向こうにいこう。」
「はいはい。
じゃー、もう一頑張りしてきまする。」
「…なんだその日本語。
しかもやけに今日は元気だな。」
「まー、みんなに会えたからかな?」
なんて、ね。