居場所をください。
それから頼んでいたハンバーグを食べ、
コーヒーもしっかりいただいた。
「ごちそうさまでした。」
あーお腹いっぱい。かなり。
このあとは音あわせだけだし別にいいよね。
「………ちょい時間あるし、
一軒寄っていい?」
「へ?
う、うん。いいけど…どこに?」
「会社。」
あ、なんだ。
そんなの別に聞かなくていいのに。
「んじゃもう行こ。」
「そうだな。」
長曽我部さんが会社に寄るなんて
別に珍しいことでもないのに。
なんでいちいち聞いたんだろ。
「あ、ねぇ。聞きたいんだけど」
「なに?」
「隼也にはどうしてたくさんの
マネージャーさんがいるの?」
この前の撮影で思った。
隼也には6人くらい、マネージャーがいる。
隼也は一人行動が多いのに
あの日は勢揃いしてて驚いたくらい。
「………は?」
「え?」
こちらは真面目に聞いているのに
どうしてそんなあきれた顔をするの?え?