居場所をください。


結局俺らはくだらない話をしながら

夜まで長曽我部さんちに居座った。


「おい、俺んちは溜まり場じゃねーよ。」


と長曽我部さんがいって

俺らは解散となった。


「美鈴、明日は朝から歌とダンスレッスンで

夕方から美容院予約だからな。」


「はーい。迎え来る?」


「永田が行く。美容院は俺がつれてく。」


「了解しました~。」


業務連絡が終わり、俺らはエレベーターで下りた。


「タクシー拾うか。」


……………待てよ。

俺と美鈴が一緒に降りたら

隼也に俺らが同じマンションてバレるよな。

こいつ、俺んち知らねーし。


「美鈴。

俺ら一緒にマンションは入れねーから

先に送るわ。」


「あ、うん。わかった。」


よし。




それからタクシーを拾って

誠、美鈴、隼也、俺の順で帰った。


で、タクシー代はなぜか俺。

たけーよ。ったく。


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