居場所をください。

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「美鈴、大丈夫か？」


「……うん、平気だよ。」


打ち上げが始まって一時間

私は亜樹との話を終えて戻ってきてから

ずーっと貴也とソファに座っている。

カーディガンに、ミニドレスでも

まったく寒くないここが心地よくて

もう眠くて仕方ない。

……なんて、ここ数週間

まともに寝てないから…


昨日も婚姻届書きながら

うとうとしてたら朝になってたし…

とにかく眠くて仕方ない……


「美鈴ちゃん。」


「……あぁ、瞬。帰る？」


「あぁ、悪いんだけど…」


「いいよ、お疲れさま。」


「また明後日。

お先に。」


「うん、またねー。」


瞬も赤ちゃん生まれたばっかだもんね。

顔だしてくれただけでもありがたいよ。


……私もいつか、

お母さんになる日がくるのかな…