居場所をください。



「な?わかったろ。
毎日こんなことして、毎晩朝陽が泣いたらお互い世話したがるから、どっちが世話やるか揉めてるんだよ。

で、寝不足。」


「……はぁ…」


「美鈴は美鈴でブログ更新する暇なんかあるなら朝陽見てるとか言って放置だし。

まぁ1ヶ月間は仕方ないから俺も許してるけど。」


「……そうなんですね」


なんか…あっけらかん。

美鈴ちゃんなんて出産前は母親になれるか不安がってたくせに、なんなんだこの溺愛ぶり。


「朝陽、お風呂のあとはミルクだね~」


めっちゃ母親じゃん。


「いや、白湯でいいだろ。
太りすぎは検診で言われるって言ってたろ。」


「じゃあ貴也作ってきて。
私朝陽抱いてるから。」


……貴也もめっちゃ溺愛だし。


「俺が抱いてるわ。
疲れるだろ?抱いてると。」


「いやいや、貴也のがお疲れでしょ?
大丈夫、私やるから。」


……なんなんだ、これ。
いつまで続くんだよ…



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