居場所をください。
1時間ほどたった頃、
俺のアンケートも残りわずか。
そんなとき、美鈴が盛大なあくびをした。
「……そろそろ寝れば?」
あまりにも眠そうで。
時間が合えば一緒にベッドに入ってるから、もしかして俺を待ってるのかも?と思い、そう声をかければ
「……んじゃお先に…」
眠そうに目を擦りながら、美鈴は寝室へと入っていった。
咲空がまだ夜中に起きることがたまにあるから、美鈴は本当に眠そう。俺が毎日仕事だからか、俺には全く夜世話させないしな…
「・・・俺も早く寝よ」
そう一人言を言って、俺のてが進む。
サクサクとあまり考えずにアンケートを書いていく。
…だんだん適当さが出てるけど…あとは佐藤さんにフォローをお願いしよう。そうしよう。
ってことで、早々にアンケートを書き終える。
これで俺も寝れる…というわけもなく、俺は寝る前に必ず美鈴のブログチェックをする。これがもう日課だ。
何年も前からの習慣だ。
さーて、今日は…
『新しい始まりの日』
・・・始まりの日?
『こんばんは、美鈴です』
いつも通りの始まり。
文頭には、今日俺と出掛けたことが書いてあり、しっかりさっきの写真も載ってる。
当たり障りない感じの写真な。
そして
『そしてAプロから、皆様にお知らせがあります』
と、社員でもないのになんだかそんなことがかかれていた。