居場所をください。
「美鈴、お待たせー。」
長曽我部さんがきた。
「遅いよ!」
「いやまだ18時前だけど。
美鈴がはえーんだよ。」
「まぁ早く行こ。」
「はいはい。」
私たちは車に乗った。
「で、どこ行くわけ?」
「とりあえずあそこの大型スーパー。」
「……………あそこ?」
「うん。」
長曽我部さんはスーパーへ向かった。
「で、ここでなに?」
「こっち~。」
私は長曽我部さんを引っ張ってった。
「……………え、これ?」
「うん。もう発注してお金も払ったよ~。」
私が頼んでいたのはランドセル。
毎年この時期ママはランドセルを人数分
ちゃんと買っていたから。