居場所をください。



「ありがと、助かった。」


「俺はお前のマネージャーで、兄貴だからな。」


「うん、そうだね。

さ、次いこ!」


「まだ行くわけ?」


「パソコン買うの!

せっかくネット環境整ってるしね!

歌詞も手書きはそろそろ辛い。」


「そうだな~。

じゃ、行くか。」


私たちは電気屋さんに向かった。


「で、どれにするわけ?」


「私よくわかんないから選んで~。」


「ったく。

なんか希望はねーの?」


「思い付いたときすぐ書きたいから

持ち運び出きるようにノートパソコンで

軽くて小さくて薄くてすぐ起動するやつ。」


「……………それタブレットでいいんじゃね?」


「タブレットじゃ打つの大変じゃん。」


「なるほどな。

ま、これとか起動はえーよ。

薄いし軽いし。」


「うん、これいいかもって思ってた。」


「決まり?すげー早いけど。」


「うん、いい。

長曽我部さんと同じメーカーだし。

信用できるよ。」


「へー俺のことは信用してるんだ。」


「言いたくないけど一番信用してるよ。」


「素直だな、珍しく。」


「うるさいよ。」


私たちはパソコンを買って

ついでに欲しかったカメラも買って

お店を出た。



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