居場所をください。



「はは、なんだ。

美鈴ちゃんの悩みはお前らだったのかよ。

だから俺にあんなこと聞いたのか…。」


「なに、美鈴来たの?」


「ついさっきまでいたよ。

すげー複雑そうな顔してたよ。」


「……………あんなことってなに。」


「え?あぁ、ファーストキスどんなんだったか。

まぁ俺は先にキスして後から好きになった

っていったけどな。」


……………俺の場合嫌われてんじゃん。

告る前にふられたよな。


「ま、あんま女の子困らせんなよ。

あの子、そういうの慣れてなさそうだし。」


だよなぁ…。


「で、お前ら仕事は?」


「「今日は終わった。」」


うわ、ハモったし。


「はは、仲いいな。

じゃあゆっくりしてけよ。」


「言われなくても。」


夜までいてやるわ。


「マスター、ハヤシライス。」


「はいはい。」



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