居場所をください。
「なに?」
「今日隼也と出掛けたか?」
「え?うん。」
「また載ってる。」
そういって私にパソコンを向けた。
「一般人が何人かのせてる。
明日もしかしたらメディアから出るかも。」
「ふーん、まぁ仕方ないんじゃない。」
「強気だな、ずいぶん。」
「だって友達だもん。
そんなのにびびって出掛けないなんて
私には出来ないよ。」
「ふーん。
あとこれも。」
「……………貴也と赤堀さんか。
長曽我部さんはなにか聞いてるの?」
「何も聞いてねーな。
付き合ってんなら俺んとこには報告来るはず。」
「ふーん…。」
「あとこれ。」
「………ジャケ写?」
「そ。いい感じに加工されたろ。」
「いいんじゃない?
そこらへんはお任せします。」
「再来週にはCD完成するから。
その前にまた見本来るからそしたらまた見せる。」
「了解しました。」
「じゃあ次はレッスンだろ。
行ってこい。」
「はーい。」