居場所をください。
またお騒がせです。
「美鈴!!」
「……………んー……。」
「起きろ!しっかりしろ!」
「……………なにー…。
長曽我部さん、勝手に入らないでよー…。
まだ7時じゃん…。仕事午後からでしょー?
昨日遅くまでレッスンだったんだから
ゆっくり寝かせてよー。」
合鍵を持ってる兄、長曽我部さんが
朝から勝手に私の部屋にいたのだ。
「のんきに寝てんな。
とにかく起きろ。」
「んー、はいはい。」
私は鬼兄兼鬼マネージャーに起こされ
やっと体を起こした。
「はぁー…なに、朝から。」
「とにかくこれ見ろ。」
「あ、勝手に人のパソコン…「いいから見ろ。」
もう、なんなの。
私はパソコンに目を向けた。