居場所をください。

「五十嵐さん！松野くんとはどのような関係ですか!?」


「友人です～。」


私は長曽我部さんに守られながら

なんとか車に乗った。


「隼也の時より多いし…

さすが貴也さんですね。」


「貴也の人気はすげーからな。」


握手会の時も思ったけど本当人気者だ。



「とりあえず今日仕事終わったら社長室な。」


「わかったの？」


「あぁ、やっぱ美鈴の言ってた通りだな。」


「そっかぁ…。なんかショック…。」


「それより驚きの方がでかいわ。」


「確かに。

兄弟なんてね。似てない。」


「俺らも人の事言えねーけどな。」


「はは、確かに。」