居場所をください。



「で、これ布団と枕な。」


長曽我部さんはそういってソファにおいた。


「貴也。」


「はい。」


長曽我部さんに呼ばれて

俺は長曽我部のもとへいった。


「俺は寝たふりをしてやるけど

変なことはすんなよ。


二人きりにはしてやるよ。」


「長曽我部さんは応援してくれてるんですか?」


「まぁ一応な。」


「ありがとうございます。」


「仕事はしっかりやれよ。」


「もちろん。」


「じゃーな。

俺明日はやいし寝るわ。」


「おやすみない。」


「おやすみ。」



なんだよ、応援してるのか。

そんなこと言われたら

コクっていいのかと勘違いするけど。


「貴也?」


「ん?」


「……………その微笑みはなに?」


「別に。」


「機嫌良すぎて怖いんだけど。」


「うるせーよ、黙れ。」


「あ、戻った。

寝るなら言ってね?

私へやいくし。」


「まだいいよ。」


ってかまだ寝んなよ。


「そっか。

じゃあもうすこしここにいる。」


うん、そうして。


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