居場所をください。



「今日は長曽我部さん眼鏡だったし

朝それをマスコミが見てるからな。

これでばっちりだな。


長曽我部さんはいつも美鈴ちゃんの腰に手を回して守ってるから

貴也もそういう風に「大丈夫です。私一人で。」


佐藤さんの言葉を遮り、美鈴が言った。


「ちゃんと佐藤さんにくっついてるんで大丈夫です。」


……………どこまでも俺を拒否すんのかよ。


あっそ。



しばらくして、会社についた。

佐藤さんが車を止めると先に美鈴をおろして

最後に長曽我部さんに化けた俺が降りる。



そして無事に会社へと入れた。



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