居場所をください。
どうやらレコーディングは本当に終わりのようで
私の今日の仕事は午前中に終わってしまった。
そして私はこれから長曽我部さんちに帰る。
「昼飯ないから適当に作れよ。」
「はーい。」
今日は早かったから昼寝でもしよっかな。
「寝るなら14時すぎから少しだけにしろよ。」
……………。
食後すぐはだめってことね、はいはい。
「長曽我部さんは何時まで?」
「22時には帰るな。」
「おそ。
よく働くね。」
「美鈴も長いときは5時から22時まで働くだろ。」
「まぁそうだけど…。」
そんなこんなでマンションに到着。
「ほらよ。さっさと降りろ。」
「冷たいなぁ。」
「俺はいつも優しいわ。」
「そうですか。
じゃーね。あ、夕飯作っとく?」
「いや、食って帰る。
腹減るし。」
「了解しました~。」
私がそういい車から降りると
さっさと行ってしまった。
まったく。