居場所をください。
しばらくして……………
「美鈴、いいってさ。」
「貴也、大丈夫だった?」
「ここ、誠のバイト先。」
「え、そうなの?
そういうことかぁ…。」
「店長にも許可とってたしいいだろ。」
「ありがと。」
ということでさっさと写真を撮った。
「よ、美鈴ちゃん。」
「あ、誠くん。」
ちょっと久しぶりだね。
「じゃ、貴也。約束通り。」
と言って貴也にペンを差し出した誠くん。
「約束?」
「はいはい。」
そういって貴也はCD売り場横にあるポスターに
サインを書いた。
「そういうこと…。」
「そ。サイン書いたとブログをかけだってさ。
宣伝になるから。」
「はは、でもそれでCDも売れるなら
私もありがたいや。」
貴也には利益ないのにね。
なのに交渉してくれたなんてね。