居場所をください。



「貴也?どうしたの?」


「……………あのさ、今夜話あるから。

自分のマンションに帰ってくれない?

俺美鈴の部屋へ行くから。」


「うん、わかった。

……………それだけ?」


「あー、いや…。」


まさか他の男から遠ざけたかった

何て言えねーしな…。


「貴也の仕事してるとこ初めて見た。

やっぱりプロだね。」


「俺のこと見てた?」


「え……。」


あ、顔赤くなってく。

照れてんのかよ。


「なら最後まで俺だけ見とけよ。」


俺がそういうと

美鈴の顔はさらに赤くなった。



「戻るか。撮影再開するし。」


「うん。」



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