居場所をください。
「ところで長曽我部さんはなんでいるの?」
「俺は帰ろうとしたのにお前が連れてきたんだろ。」
「あ、そうなの?ごめんね。」
「まぁいいけど。
俺は仕事あるし帰るよ。」
「うん、ありがとね~。」
長曽我部さんはさっさと帰っていって
「あ、美鈴ちゃん。」
佐藤さんと合流した。
「美鈴ちゃん。」
佐藤さんが私を呼んだ。
「咲と来たんだね。
俺咲と話せないから。
帰りは一緒?」
「うん、そうだよ。」
「おっけ。
連れてきてくれてありがと。」
「どういたしまして。」
私は咲さんと椅子に座った。
「なんか飲む?」
「ココア~。」
佐藤さんが聞いて
咲さんが答えた。
「美鈴ちゃんはお茶ね。」
「長曽我部さんみたいになってる~。」
佐藤さんは咲さんにココア
私にお茶をいれた。