居場所をください。
撮影現場につくと
いきなり佐藤さんがいた。
「佐藤さん!」
「あれ、美鈴ちゃん。
見にきたの?」
「うん。いい?」
「いいよ。一緒に行こ。」
私は佐藤さんと教室に向かった。
「夜の学校は不気味だね。」
「はは、そうだね。」
でもすぐに撮影現場へとついた。
「ここ座ってね。
コーヒー飲む?」
「あ、うん。ありがと。」
私は椅子に座って
撮影を見ていた。
仕事中の貴也はすごく真剣で
いつもとは違う表情で、好きだ。
「美鈴ちゃん、どーぞ。」
「ありがとう。」
私は佐藤さんからコーヒーを受け取った。