居場所をください。



「…じゃあ時間的に次が最後ね。

"最近楽しかったことは?"」


「んー…あ!

私のブログ見てる人なら知ってると思うんだけど

昨日私貴也と生まれてはじめて遊園地に行って

ジェットコースターに乗ったんだけど

ほんっと楽しかった。

ね!」


「…そうだね。」


なにその

最初はあんなびびってたくせに

とでも言いたそうな顔。


「へぇ、遊園地?

いいなー。俺もいきたい。」


「じゃあ今度行こう!

貴也と、3人で!」


「休みかぶるかな?」


「んー、なかなか厳しいね。」


長曽我部さんの協力がないと

なかなか厳しいでしょう。


『美鈴、そろそろ時間。』


イヤモニからMC切り上げろの指示。

多分貴也と隼也もイヤモニつけてるし

聞こえてるはず。


「じゃあそろそろ!最後の曲を

歌ってもらうかな。」


「そうだね。

じゃあ俺らはそろそろ…」


貴也と隼也の時間は終わりだ。


「大谷隼也くんと松野貴也くんでしたー!」


ハルがそう言い


「「ありがとうございましたー!」」


二人掃け。


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