居場所をください。




お風呂から出ると

ちゃんと用意されている下着と服。タオル。


きっと長曽我部さんだろう。

というかあの人以外だったら困る。

下着とか。


楽屋に戻ると貴也と隼也がくつろいでいた。


「お疲れ~。」


隼也とあったのも久しぶりだな~。


「来てくれてありがと。」


「全然いいよ、あれくらい。

俺も楽しかったし。」


「さすがに隼也は驚いたね。

ずっと会ってなかったもんね。」


「だな。

テレビでしか見なかったもんな。」


「はは、私も。」


こうやって3人で集まるのは

本当に久しぶり。


いつぶりだろう…。


「貴也もきてくれてありがと。」


「俺はついでかよ。」


「え、違うよ。

そんなつもりじゃないんだけど…。」


「はは、貴也が嫉妬かよ。

やっぱ付き合うと変わるんだな~。

前の美鈴なら言い返してたのに。」


「……………ケンカになりたくないし。

貴也、怒ってる?」


「…いや、怒ってねーよ。」


「そっか、よかった。

一緒に帰る?」


「そのつもり。」


やったね。

今日も一緒にいられるのかな~。



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