居場所をください。
コンコン…
ん?
「はーい。」
誰か来た。
「ケーキ食べるよー。」
来たのはハルだった。
「あ、うん!行く!
二人も行こ。」
私は貴也の手を握って
隼也も呼んでケーキのもとへ向かった。
「長曽我部さん、私も食べていい?」
「今日は特別な。」
「やったね!ケーキなんていつぶりだろ。
早く切って~!」
長曽我部さんを急かして
ケーキを切ってもらった。
「つーかなんで俺なんだよ。」
「他にいないじゃん。」
「いっぱいいるだろ、ここに。」
「マネージャーじゃん。」
「お前のプロデューサーでもあるけどな。」
「ま、そんなことは気にしないで。
いただきまーす。」
私は久しぶりのケーキを食べた。
「はは、幸せ~。」
甘いもの久しぶりだ~。