居場所をください。
大きなケーキをみんなでわけて
あっという間になくなった。
「長曽我部さん、ありがと。」
「なにが?」
「いっぱいだよ。
貴也と休みを合わせてくれたのも
ライブに貴也と隼也呼んでくれたのも
ケーキのことも、ライブのことも。
最高の誕生日でした。」
「そ。ならよかった。」
長曽我部さんが私のチーフマネで
長曽我部さんが私の兄で
本当によかったと思えた1日だった。
「帰るから。支度してこい。」
「はーい。」
~♪~♪~♪
その時誰かのスマホがなった。
「あ、俺だ。
ちょっとごめん。
もしもし?」
貴也か。
私は気にせず楽屋に戻った。
早く帰りたいしね。貴也と。