居場所をください。




「珍しいな、貴也が美鈴のとこついてくるなんて。」


美鈴が収録中、長曽我部さんは俺を呼び出した。


「だから俺も暇なんですよ。」


「俺にそんな嘘、通用すると思ってんの?

俺に用があるんじゃねーの?

さっさと話さねーと美鈴、休憩入る。」



「……………長曽我部さんに、お願いがあります。」


「お願い?貴也が?」


「はい。」


「どうした?」


「実はー…」




< 959 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop