居場所をください。




「ところで二人とも彼女たちとは順調?」


「まぁ普通だな。」


「俺も。」


ふーん…。


「ってか高橋!サボってたら夏音一人じゃないの?」


「夏音は風邪でダウン。」


「え、大丈夫なの?」


「昨日から休んでて俺今日電話したけどもう熱はさがったってさ。」


「そっか、ならよかった。

あとで夏音のお見舞い行こうかな。」


「なら俺も行くわ。」


「高橋はだめ。」


「は?なんでだよ。」


「本当に弱ってるときはいいけど

快復してきてるときって

こんなとこ見られたくなかった!

みたいな状態になること多いから。」


「へー、経験談かよ。」


「私は女子力低いから全然。

貴也の前でも普通に崩れてる。」


「ふーん。

でも夏音はそういうの気にしねーし。

そんなとこも可愛いし。」


「……………そんなこという高橋がきもいわ。」


「うるせ。」


ということで私たちは3人で

夏音の家にいくことにした。



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