居場所をください。
「美鈴ちゃん。」
「あ、愛翔くん。
もう大丈夫だよ。
誤解もとけたよ。」
「ありがとう。」
ま、愛翔くんがまた元気になってくれたなら
それでいっか。
「ねぇ、美鈴ちゃん。
一緒にご飯いこ!奢るし!」
「え、でも悪いよ。」
「いいよ!奢りたい気分だし!
ってか奢らせて。」
…じゃあ甘えよっかな。
「俺の分もよろしく。」
「は!?なんで貴也まで出てくんだよ!」
「お前アホ?
美鈴がさっきお前のためにあんなことして
それで二人が飯行ったらまた噂になんだろ。
俺がいた方が自然。
つーか人の彼女を誘ってんじゃねーよ。」
「…しかたねーな。」
「美鈴、なにするか考えとけよ。」
「うん、わかった。」
そして二人は撮影へ戻った。