居場所をください。
「みーすーずー。」
私が撮影を見ていると
後ろから恐ろしい声が聞こえた。
「う…長曽我部さん…。
どうしたの?怖いよ?」
「とぼけてんじゃねぇ。
なんださっきのは。」
「…だって…。」
「勝手にあんなことしてんじゃねぇ。」
「ごめんなさい…。」
私は素直に頭を下げた。
「…でも、さすが俺の見込んだ女だな。」
「……………え?」
「いい反応ばっかりだ。
悪い評価なんか見ない。」
「うそ…。」
「だから今回は特別に許す。
もう勝手なことすんなよ。」
「はーい。」