居場所をください。
それから貴也が着替えにいったから
私はその間に貴也との写メをSNSに載せた。
"今日のお仕事お疲れさまでした。"
よし。
ってもう21時半?
急がないと入れるお店なくなっちゃうよ~。
お腹もぺこぺこだ。
マスターんとこ行こうかな。
野菜スープ飲めるし。
うん、そうしよ。
「お待たせ。」
愛翔くんの声に顔をあげた。
愛翔くんのとなりには貴也。
「いくとこ決めた?」
「貴也の行きつけのお店~。」
「また?好きだな。」
「貴也には負けます。」
私は貴也の隣に行き
貴也が私の手を握り
佐藤さんの車に乗り、マスターのお店を目指す。